💡 はじめに
こんにちは、Manahataです!
前回の記事で「営業とカスタマーサクセス(CS)の違い」について書きましたが、今回はもう一歩踏み込んで「社内でのキャリアパス」に注目してみたいと思います。
営業もCSも、“顧客と向き合う職種”という点では共通していますが、組織の中で求められる役割やスキル、そして将来のキャリアの広がり方は異なる部分も多いです。
この記事では、SaaS企業での営業・CSのそれぞれのキャリアパスを比較しつつ、自分に合った道を見つけるヒントをお届けします✍️
🧭 SaaS営業のキャリアパス
🔹 よくある基本ルート
- インサイドセールス(IS)
- フィールドセールス(FS)
- セールスマネージャー
- セールスディレクター/営業部長
🔹 派生ルート
- BizDev(事業開発)
- アライアンス担当
- カスタマーサクセス or プリセールスへの転身
- 経営企画/新規事業開発
⚙️ 特徴
- 売上責任が明確なため、数字で成果を出せば評価されやすい
- 他部門(マーケ/CS/プロダクト)との連携が多く、社内での影響力が大きい
- 顧客との接点を活かして、事業成長の種を見つけやすい
- SaaS業界では、PMF(プロダクトマーケットフィット)以降の拡販フェーズで重要な役割を果たす
🤝 CS(カスタマーサクセス)のキャリアパス
🔹 基本ルート
- オンボーディング担当(導入支援)
- アダプション/活用支援担当
- リニューアル/アップセル対応
- エンタープライズCSやテックタッチCS担当
- CSマネージャー/チームリーダー
🔹 派生ルート
- カスタマーエクスペリエンス(CX)戦略担当
- プロダクトマネージャー(PM)
- カスタマーサクセスOps(データ分析・業務設計)
- マーケティングやセールス連携担当
- エデュケーション(顧客教育)やコミュニティマネージャー
⚙️ 特徴
- 顧客の業務理解、課題解決スキルが求められる
- 導入後の成果創出を目的とするため、長期的な伴走力が必要
- データ分析や業務設計、プロジェクト推進など“横断型スキル”を培える
- 会社全体のプロダクト改善サイクルにフィードバックを与えるポジションとしても重要
🔍 特に人気のキャリア:プロダクトマネージャー(PM)への転身
CSからPMへのキャリアチェンジを目指す人は増加傾向にあります。
理由としては:
- 顧客ニーズを最前線で理解している
- 利用データをもとに改善提案の素地がある
- プロダクトが“どう使われているか”に深く関わっている
PMに求められる要素(課題設定力/要件定義/チーム連携/仮説検証)は、CS業務と重なる部分も多く、キャリアの延長線上としてPMが視野に入るのは自然な流れです。
その一方で、テクノロジーへの理解や開発部門との折衝力など、新たに学ぶべきスキルも多いため、社内異動や副業を通じた経験積みが現実的なアプローチになります。
🔄 どちらからでも“逆流”は可能
実際には「営業→CS」も「CS→営業」もどちらも可能なキャリアパスです。
- 営業からCSへ:課題解決型の支援にやりがいを感じたとき
- CSから営業へ:提案・クロージングで数字を追いたくなったとき
どちらにも共通するのは「顧客との信頼関係構築力」💡
自分の志向(売上重視/成果支援/仕組み化など)によって、柔軟にキャリアを設計していけるのがSaaS業界の面白さですね。
✅ まとめ
- SaaS営業とCSでは、関わるフェーズもスキルもキャリアの先も異なる
- 営業は売上責任が明確で、社内外に大きな影響を与えるポジション
- CSは顧客成果を重視し、PMや戦略・分析職へ展開しやすい
- 「顧客と向き合う力」が軸になる点は共通
この記事が、これからキャリアを考える人のヒントになれば嬉しいです😊
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