営業とカスタマーサクセスの違い|カスタマーサクセスを目指す人へ

Saas/ITツール

こんにちは、Manahataです!


営業からカスタマーサクセスへキャリアを変えた実体験をもとに、今回は**「営業とカスタマーサクセスの違い」**についてまとめてみたいと思います。

最近では「カスタマーサクセスに興味があるけど、営業と何が違うの?」という声をよく耳にします。私自身、転職活動において、既存メインの営業とカスタマーサクセスで何が違うんだろう?と思って当初はどちらの企業もエントリーしていました。

その中で、実際にカスタマーサクセスについて書籍で調べたり、同僚へ話を聞くことで、その違いや向いている人の傾向が少しずつ見えてきました。

この記事では、これからキャリアチェンジを考えている方に向けて、**営業とCSの違いを「目的」「業務内容」「求められるスキル」「向いている人」**の観点からわかりやすく解説していきます。


項目営業(セールス)カスタマーサクセス(CS)
関わるフェーズ契約前契約後
主な目的受注・売上をつくること顧客の成果創出・継続利用
KPIの例商談数/受注率/売上など継続率/アップセル/クロスセルなど

カスタマーサクセスにおいて基本的に継続利用を維持していくために、ツールなどの活用を促すのが大前提としてありますが、注意すべき点は「売上貢献の責任」がゼロではない点と考えています。

特に大手企業を対象としている場合などは契約社数もSMBと比べて数が限られることから、いかに既存契約の顧客から追加の注文を勝ち取るか?はSaaS企業としてとても重要な要素です。

まとめると、、

営業が「新規契約を取る」ことをゴールとするのに対し、CSは「契約後の成功を支援し、ツール活用の幅を広げる」ことが役割です。
どちらも“顧客と向き合う仕事”ですが、立ち位置も目指すゴールもまったく違います。


ここでは営業とカスタマーサクセスの業務内容の違いを列挙してみたいと思います。

▪ 営業(セールス)の業務

  • 見込み顧客の獲得(リード獲得)
  • 提案資料の作成・プレゼン
  • クロージングと契約交渉
  • 四半期・月間の売上目標達成

▪ カスタマーサクセスの業務

  • 導入支援(キックオフ、初期設定)
  • 活用支援(課題ヒアリング・操作支援)
  • 契約更新の伴走
  • 定期的な振り返りやレポート提出

前述の通りですが、カスタマーサクセスにおいては「目の前の課題を解決するだけではなく、顧客が本当に求める成果に向かって伴走し続ける姿勢」が求められる点が大きく異なる点と考えています。

つまり、手触り感のある、具体的な成果を顧客と共に作り上げることが求められます。


項目営業CS
提案力
傾聴力
数字への意識◯(継続率など)
課題整理・業務理解△〜◯
プロジェクト管理

もちろん職種によって差はありますが、カスタマーサクセスには“顧客の業務理解”と“仕組み化力”がより求められると感じています。


営業に向いている人カスタマーサクセスに向いている人
数字目標を追うのが好き顧客とじっくり向き合いたい
提案や説得が得意課題の深掘りが得意
変化のある日々が好き継続的な関係構築が好き

どちらが上・下ではなく、**「どんな価値観で働きたいか」**によって向き・不向きが変わってくると感じます。

私は「顧客と向き合い、具体的な成果を上げるところまで伴走したい」という想いからカスタマーサクセスを志しました。


営業とカスタマーサクセスは、どちらも“顧客と向き合う仕事”ですが、
関わるフェーズ・ゴール・働き方が大きく異なります。

「売ること、営業数字を達成すること」に喜びを感じるなら営業、
「使って成果を出してもらうこと」に価値を感じるならCS。

自身の中ではこのような解釈です。

次回は「営業とカスタマーサクセス、キャリアの広がりについて」について投稿予定です。

この記事が、キャリアに迷っている方や、CS職に興味を持ち始めた方の参考になれば嬉しいです!

参考までに、転職活動においてカスタマーサクセスの検討した本のリンクも残しておきます。

1、カスタマーサクセス(通称青本) 内容:顧客と伴走し続けるCSの本質がわかる実践書

2、カスタマーサクセス実行戦略 内容:国内SaaSの先駆者であるSansanの山田ひさのり氏の書籍

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