💡 はじめに
こんにちは、Manahataです!
前回の記事では、「営業とカスタマーサクセス(CS)の違い」についてまとめました。 今回はその続編として、キャリアの広がりに焦点を当てていきます。
営業もCSも「顧客と向き合う仕事」ですが、実はその後に見えるキャリアの選択肢や広がり方には違いがあります。 これからキャリアを考える方にとって、どちらの職種が自分に合っているのか、長期目線で考えるヒントになれば嬉しいです!
📈 営業職のキャリアの広がり
1. マネジメントへの道
難易度の高い領域を担当する営業だからこそ、このルートが一番メジャーだと認識してます。営業チームのリーダーや課長、営業所長・営業部長など、管理職へのキャリアパスが一般的です。 メンバーの数字管理だけでなく、戦略設計や育成も重要になります。
2. エンタープライズセールス・戦略営業
大手企業を対象にした提案型営業や、複雑な商談設計が求められるポジション。 業務の幅が広く、調整力や業界理解が磨かれます。ベンチャーにおいては大手企業との契約は企業成長の大きな要素となるため、非常に重要なポジションといえます。また、ミッションの重要性の高さ、そもそもハイプレイヤーが担当することが多いため経験者が多くないことから、市場価値が高く評価される傾向にあります。
🤝 カスタマーサクセスのキャリアの広がり
1. 組織マネジメント(CSMマネージャー・管理職)
ここはあまり営業と差異がないですね。主に社内での職位を上げる方向での広がりです。CSチームのKPI(継続率・アップセル率など)を追いながら、業務改善・人材育成を行う役割。 ヘルススコアやCSツール活用などの設計も求められます。
2. 専門性を深めるスペシャリスト路線
オンボーディング特化型やテクニカルサクセスなど、業務領域を特化させて価値を発揮する道。 SaaS特有のTechTouch設計なども含まれます。また大口顧客を担当する場合は社内の経営陣との距離感も近くなる為、社内での職位の向上もしやすくなる傾向にあると思います。
3. プロダクト・事業側への横展開
ここが個人的には営業との違いになってくると認識しています。中長期的に顧客と接点を持ち、ユーザーの声を直接集めるCSだからこそ、PdM(プロダクトマネージャー)やUXリサーチ、事業企画職へ展開するパターンも増えている印象です。開発〜マーケ〜営業と関わる分野が多く、特にSaaS企業においては社内でのキャリアパスの選択肢が最も多い職種と認識しています。
🔍 キャリアの「広がり」をどう考える?
キャリアの広がりとは、単にポジションの変化ではなく、 「どんなスキルを深めたいか」「どんな働き方をしたいか」をもとに考えるのが重要と認識しています。
営業とCSのスキルを取り上げると、、
- 営業→提案力/数字管理/クロージング力
- CS→課題整理/プロジェクトマネジメント/コンサルティング
自分は何にやりがいを感じるのか? どんな状態に「成長した」と感じるのか? それを明確にすると、自然と選ぶ道が見えてくると思います。
✍️ 私自身の実体験
私は大手メーカーでの営業職を経て、BtoB SaaS企業にてカスタマーサクセスとして新たな挑戦を始めます。
営業時代は、顧客との商談で数字をつくる喜びがありましたが、 「その後の顧客の実際の成果にまで関わりたい」という気持ちが徐々に強くなり転職を決断しました。
CSとしては、導入〜成果までを伴走しながら、より本質的な支援に携わりながら、プロダクトマネージャーや企画職など、経営に近い仕事にも挑戦できたらと考えています。
✅ まとめ
- 営業もCSも、キャリアの広がりは豊富にある
- 違いは「どう成長したいか」「何を仕事の軸にしたいか」
- 自分の価値観に合った道を選べば、どちらも可能性は広がる
次回は、「カスタマーサクセスに必要なスキルと学び方」についてまとめてみたいと思います!
📕参考図書
参考までに、転職活動においてカスタマーサクセスの検討した本のリンクも残しておきます。
1、カスタマーサクセス(通称青本) 内容:顧客と伴走し続けるCSの本質がわかる実践書
2、カスタマーサクセス実行戦略 内容:国内SaaSの先駆者であるSansanの山田ひさのり氏の書籍
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