💡 はじめに
こんにちは、Manahataです!
「ラクス」と聞いて、多くの人が思い浮かべるのは経費精算ツール「楽楽精算」ではないでしょうか? でも最近、ドン・キホーテを運営するパン・パシフィック・インターナショナルHD(PPIH)が導入したのは、なんと**ラクスの別製品「メールディーラー」**でした。
「え?ラクスって経費精算の会社じゃなかったの?」 そう思った方も多いはず。この記事では、ラクスの事業構成と、メールディーラーという製品の概要、導入事例の背景について解説していきます!
🏢 ラクスってどんな会社?
- 東証プライム上場(証券コード:3923)
- 主力製品は「楽楽精算」「楽楽明細」などのバックオフィス効率化SaaS
- 実は、カスタマーサポート領域にも強みを持つ
- 製品ラインアップには、以下のようなものがある:
- 楽楽精算(経費精算)
- 楽楽明細(帳票発行)
- 楽楽販売(販売管理)
- メールディーラー(問い合わせ対応管理)
つまり、「ラクス=経費精算」ではなく、複数の業務領域をカバーするSaaS企業なんです。
✉️ メールディーラーとは?
- 複数のメールアドレスや問い合わせフォームを一元管理できるSaaS
- カスタマーサポート部門や営業窓口などの対応漏れ・二重対応を防止
- ステータス管理/テンプレ管理/対応履歴の共有など、属人化を防ぐ仕組みが豊富
- チャットやLINE、フォームなどマルチチャネル連携にも対応
BtoCビジネスでの問い合わせ対応に強く、リテール企業との相性が抜群です。
🛍️ パン・パシフィックHD(ドンキ)が導入した背景
- 年間10万件以上の問い合わせがあり、対応業務の属人化と非効率さが課題
- 従来のメール対応では対応履歴の可視化が困難
- メールディーラー導入により:
- 対応の進捗状況をリアルタイムで把握
- 応対の質を均一化(マニュアルやテンプレート共有)
- 業務負荷の軽減とナレッジ蓄積の仕組みを構築
結果として、ブランド価値に直結する「顧客対応品質」を底上げすることができたとのこと。
📊 ラクスのSaaS戦略に見る今後の展開
- 経費精算だけでなく、バックオフィス・カスタマー対応の“業務横断型SaaS”戦略
- 近年はメールディーラーやチャットディーラーの導入事例も増加中
- SMBからエンタープライズまで幅広い顧客層への展開が加速
- 今後はデータ活用やAI連携などを通じたプロダクト拡張も期待
✅ まとめ
- ラクスは経費精算だけでなく、カスタマーサポート領域にもSaaSを展開
- 「メールディーラー」は問い合わせ対応の業務効率化に特化したツール
- ドンキのような大手小売企業にも導入が進み、企業規模問わず導入余地あり
- ラクスは“バックオフィスSaaS”から“業務全体SaaS”への進化を遂げつつある
「ラクスって経費精算だけの会社だと思ってた…!」という方には、新たな発見になったのではないでしょうか?
コメント